2019年春 庭の藤の美しさに誘われて、つくり始めた曲があります

故 野田暉行先生に、この曲を聴いていただく機会がありました
『春なのに、暗い感じではじまるの?』と尋ねられ
『春の宵の、ほの暗い感じを表現したいのです』とお答えすると
『では、こんなコードはどうかな....』と、大変神秘的な美しい響きを聴かせて下さいました
素晴らしい経験でした。
先生が奏でられた音の重なりに心を馳せ
夏目漱石の『草枕』に描かれるような ”山深い香り”を求めながら
曲を仕上げていきたいと思います

2024年発売のアルバムに収録予定